イタリア旅行記 |
第4回 乗りもの(1) |
いまや車なしの生活は考えられません。でも車事情は必ずしも世界中同じではなく、その国によって少しずつ違っているのではないかと思いました。 日本は人力車からスタートしたのでしょうが、西欧は馬車が始まりではないかと思います。 今回イタリアで見かけた古い乗りものは馬車で、人間が引く車は見かけませんでした。 観光用の乗りものから、生活の足である路面電車、公共のバスなど、手当りしだいにシャッターを押しました。 乗りものについては、蛇足は不要と思います。説明は最小限にとどめます。まずは写真を楽しんでください。 |
イタリア一泊目の朝、泊ったホテルの前に駐車していた二階建バス。 (ミラノにて) |
ミラノ中心街から少し外れた街路は道路の両脇が駐車車両で道幅の半分は占領されていました。 (車の出し入れに付いては、最後のコメント欄に書いています。) |
古風な汽車仕立てのトレーラーバス (ベロナの広場にて) |
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅西口のバイク置場。ここはバイク専用の駐車場です。 (フィレンツェにて) |
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅西口の自転車置場。ここは自転車専用の駐車場です。 その他の都市では、このような専用駐車場は見かけませんでした。 (フィレンツェにて) |
カプリ島は道幅が狭く急な坂道が多い。 フェリーポートから山頂への観光バスは、20人前後の中型バスばかりで大型バスは一台もいません。もっぱら荷物運搬はこの三輪車が大活躍です。色とりどりの三輪車がひっきりなしに動き回っていました。 (カプリ島にて) |
路面電車。移動中のバスの中からすれちがう瞬間撮りました。バスの窓ガラスが反射しています。 (ナポリにて) |
観光客を待つ馬車。 (ローマ・バチカン広場にて) |
警察の車。 後部の大きなボックスから、パトカー兼護送車兼交通処理車ではないかと思いましたが・・・。 (ローマ・バチカン広場にて) |
色鮮やかな路面電車。 (ローマ市街にて) |
観光客を乗せた馬車 (ローマ・コロッセオ広場にて) |
左は有料駐車場で青いライン、右は無料駐車場で黄色のライン (ローマ市街にて) |
不法駐車取締り中 この人、別に制服を着ているわけではありません。ナンバーを見ながら手帳に書き込んでいます。 ここは青いライン区域で有料駐車場です。どうりで空きスペースが残っていると思いました。この人は警察官でもなさそうですが不法駐車の取締官だそうです。 駐車券を近くに備え付けられた販売機で購入し、運転席前のダッシュ場の上にそのチケットを載せて置くルールになっているそうです。 そのチケットの有るなしで適法と不法の見分けがつくということでした。 因みに罰金は?ユーロでしょうか? (ローマ・コロッセオ広場付近にて) |
いずこの国も駐車場の確保に頭を痛めているようですね。 4日目のフィレンチェの観光地はバス乗り入れ禁止になっており、朝8時から午後2時まで6時間も歩いて廻りました。しかしここの都市がバイク、自転車の駐車場は整備され、イタリアでは一番駐車場が整備されていたように感じました。 写真一番上右をもう一度ご覧ください。何処の都市でもこのように道路に平行に前後間隔を狭くして止めています。処によっては斜めに頭から突っ込み、出し入れが容易になるよう並べてあるところも見かけました。 間隔を詰めて駐車していて、どうして出るかが問題です。日本だったら大喧嘩になりそうですね。 ガイドさんにその辺の事情を尋ねました。 「前進して前の車を押しやり、バックして後の車を押しやり、この繰り返しでスペースを作り出ていきます。そのためにバンパーがあるのです」 「???なーるほど」云われてみれば、どの車もバンパーは傷だらけのようでした。 日本ではバンパーは装飾品の一部ですから傷でもつけたら補償問題に発展します。日本では車は財産、イタリアでは車は靴かサンダルの感覚ではないかと思いました。 次にどうして路上駐車の問題が解決できないか、いわゆる大型駐車場の建設はどうなっているのかという疑問について、「建設工事に取り掛かると必ず遺跡に行き当たる。これがネックで開発がおくれている」 とガイドさんはローマ市長の苦しい立場を代弁してくれました。 |