先人たちの働く姿
この写真集は昭和7年から8年(おおよそ70年前)に撮影された国道新設工事の記録写真の中から、働く人たちの服装や、工事機械、道具、工法など今では見かけなくなったものもを主に纏めたものです。
セピヤ色の写真と現在の姿を比較しながらご覧ください。
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第4回 建設機械
工事現場でコンクリートを練り、練りあがったコンクリートを運搬台車に移しているところです。右上に樽や桶が見えます。 現在も小型のポータブルミキサーを見かけることがありますがドラムの形は昔も今も大きな変化はないようです。 |
この当時、この設備を何と呼んでいたのでしょうか。 タールを溶かし、大き目の砕石と練り合わせ道路の基盤材料を作っていた機械設備です。現在のアスファルト舗装用合材を作るアスファルトプラントと構造的には変わらないようです。 練りあがった材料を現場まで運ぶトラックのボンネット格好いいですね。 この当時では最新鋭の運搬機械ではなかったでしょうか。 |
所長専用の車はでないかと想像しました。 コンクリート舗装も終わって開通前に、所長さんが視察に来たのかもしれません? |
この転圧機械はマカダムローラーです。前輪が一個、後輪が二個あります。現在は、エンジンなど性能はアップしていますがこの形と同じものがまだあるようです。この車輪の替わりにタイヤをたくさん並べたタイヤローラーが今多く使われています。 後ろに積んだ俵の中身は何でしょう?気になりませんか? |
これも転圧機械ですがタンデムローラーと言います。 前輪一個、後輪一個でマカダムローラーよりも小型になります。 この形のローラーはまだ使われていますが前輪に振動をかけ転圧能力を強めた振動ローラーが今は多く使われています。 ローラーの前には大八車が見えます。方言で「シャリキ」と言っていたのを思い出しました。左端の監督さん、手をあげて何をしているのかな。 |