日暮れ前の羊蹄山
6月25日午後6時30分、ニセコ温泉到着。
旭岳温泉を13時30分に出発、ちょうど5時間のバスの旅であった。
座ったままの状態では、旭岳登山よりもバスの旅が疲れた感じである。
バスから降りると正面にあす登る蝦夷富士がでーんと鎮座していた。
明日の天気はどうなるか分からない。写真はいまのうちに撮っておこうとシャッターを押した。
今夜も三人部屋で名古屋組の二人と同室になった。
夕食は7時10分から、慌てて入浴する。露天風呂からは羊蹄山の頂上が見えるがのんびりと眺めているわけにもいかない。
添乗員は、お風呂は24時間ありますから食事後にゆっくり入り直してくださいと言ったが、ビールを飲んでお腹が満腹になると風呂よりも寝たほうが良い。
あしたの準備を終わり9時に床に就いた。
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翌朝の羊蹄山
目覚めは4時前だったが我慢して5時まで床の中にいた。
5時になるのを待ってホテルの展望台へ出た。
羊蹄山はガスがかかり山の中腹だけが見えた。
やはり昨夜撮っておいて正解であった。ホテルを出るまでとうとう山の全容を現すことはなくすべて隠れてしまった。
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倶知安登山口
ホテルを7時30分出発。バスでここ登山口まで移動。7時50分到着。
ストレッチ体操のあとガイドさんは「二日分の食料と水でいつもよりリュックが重たいから、きょうはゆっくりと一日かけて登ります。怪我がないように充分気をつけ、また具合が悪くなったら我慢しないで早目に知らせてください。」と無事に登りつくことを願っての説明であった。8時05分にスタートする。
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枯れた巨木
8合目あたりまでほとんど樹林帯のなかで眺めを楽しむところがない。ひたすら登ることに専念する。
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9合目付近
羊蹄山登山マラソンという行事があるらしい。そのためのトレーニングであろうか若者が走るようにして追い越して消えて行った。我々ツアー組は、今日中に山頂へ着けばよい。安全第一、怪我をしないように一歩一歩着実に。
9合目付近から樹林帯が消え視界がよくなってきた。
このとき、時間は13時40分。スタートして5時間30分が過ぎている。
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山頂がやっと見えた。
この地点は、9合目で分岐点になっている。
右へ進むと今夜の宿泊地避難小屋へ。
山頂とお鉢巡りを終えたらまたここに戻って来るから、ここに全員ザックを卸すようにと指示が出る。身軽になって再び登り始めた。
これまでザックの重みでバランスをとりながら登っていたのが急に体が軽くなり足取りが不安定でストックを頼りに歩いた。 |
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9合目付近からの雲海 |
お鉢の淵を山頂へと進む
高度的にはほぼ山頂と同じ高さの地点を登ったり下ったりと何回も繰り返しながらまだかまだかと歩き続けた。 |
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山頂
1893mの羊蹄山に14時20分到着。山頂は風もなく快晴。下界は雲海で遮られていた。
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