劇団きんしゃい創立二十五周年記念 第三十八回公演

2月24日 西諌早公民館で劇団きんしゃいの諌早眼鏡橋物語『うっくえはすんまかにゃ』の公演がありました。
用意された椅子が足りないくらいたくさんの演劇ファンが、諫早の諫早人による諫早を題材とした劇を楽しみました。
行けなかった方、ちょっとだけ雰囲気だけでも感じてください。

 時は天保八年。二五〇年続く江戸の世も末期近い西暦一八三八年。ここ諌早では、人情味あふれる領民達が、貧しいながらも肩を寄せあいながら、毎日の生活を営んでいました。
 この町の真ん中には、今も昔も変わらず、大川が流れています。雨が降るとすぐにあふれてしまう暴れ川です。このころ、橋は三十年前の洪水で流されたきり、架かっておらず、領民達は向こう町へ行くのもままなりませんでした。
 そんなある日、ようやくこの暴れ川に、橋が架かることになりました。暴れ川に架かる橋は、強くなくてはなりません。どんな大水でも、流されることのない立派な橋。しかし、そのためには、橋の真ん中に「人柱」を立てるしかありませんでした。ひとばしらー 。それに決まった者は、諌早の町を、領民を守るために、生きたまま泥の中に埋められてしまいます。残酷にも、郷土の誉れとなるこの者に、いったい誰がなるというのでしょうか?

諌早の領民達の願いと家族愛、そして郷土愛を描いた諌早眼鏡橋物語『うっくえはすんまかにゃ』。
劇団きんしゃいが二十五周年を記念してお送りする、あなたの、そしてわたしの町の物語です。
キャスト
忠太郎:河野 智
おせん:室田真梨
ま つ:大田加代子
た け:今村節子
う め:城田聡子
は な:田崎敦子
吉 造:福井律史
せ つ:益田珠子
と よ:出田睦子
権 太:澤井清一郎
勘 助:松林哲次
町 役:平吉 敦
侍  :藤田敏夫
子供達:立川 舞
    本田 光
    吉本沙里
    まーくん
    さとちゃん
人夫頭:藤田欣一
協 力:(社)諫早生年会議所
    諌早まつり のんのこ連
スタッフ
脚   本:植松久子
演   出:小川供孝
演出 助手:平野告枝
舞台 監督:平吉 敦
衣   装:大田加代子
      城田聡子
大 道 具:河野 轡
      澤井清一郎
小 道 具:平吉かおり
      益田珠子
      出田睦子
メ イ ク:稲富くに子
      城田聡子
記   録:立川 誠
音   響:内田孝一郎
制   作:今村節子
      室田真梨
      吉本沙里
      本田 光
      河野律子
会   場:松永昌子
      高柳路子
      高柳香織
      浦部ユキ
      大川真理子
      鵜林美智子