津 屋 崎


位置図
6月1日から4日まで物見遊山ではなく用事ができ(旧)津屋崎町へ出かけた。
平成の市町村大合併でこの町も隣の(旧)福間町と合併し、現在は福津市に変わっている。

位置は、今年3月、福岡県西方沖地震で被災した福岡市の玄界島から北東方向20キロの玄海灘に面した所といったほうが分かり易いかもしれない。

津屋崎は、ウミガメの産卵地になっている砂浜があり、環境悪化にさらされている希少種のアカウミガメの保護を担当する「うみがめ課」が設置されたユニークな町である。合併後、福津市となっても「うみがめ課」は健在のようである。

4日間の滞在中、暇を見つけて2時間ほど津屋崎の街を「ブラツトサルク」ことにした。制約された時間内で効率よくポイントを見て回るため福津市津屋崎庁舎(旧津屋崎町役場)へ直行した。

「2時間で津屋崎を観光したいがお奨めのところを紹介ください」産業観光課の職員が「2時間でですか?」としばらく考え込んでいたが観光パンフレットを見ながら「藍の家」と「津屋崎漁港」を紹介してくれた。

「ブラツトサルク」ではなく駈足の探訪になりましたが第1回は津屋崎千軒の街並みの中にある「藍の家」、第2回は「津屋崎漁港」の様子を紹介します。

津屋崎は砂が溜まり浅くなった入江を300年前に干拓し、田畑と塩田が作られたのが発端で現在の街が形成された平坦な地形である。

海上交易と塩田により繁栄した街の賑わいの様子を、人家が千軒もあるほどに繁栄している街だという意味の「津屋崎千軒」と呼んでいたという。

江戸時代から、この街は度々大火事があって、ひどいときには街の3分の2が焼失したという記録がありあり、江戸時代の建物は殆ど残っていないという。


津屋崎千軒の街並み(観光パンフレットより)

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