久留米つつじマーチ | |
日 時 2005・4・17 東洋フラワーウォーキングフェスチバル「第8回久留米つつじマーチ」2日目の20キロコース「つつじ原木、高良大社(こうらたいしゃ)コース」に参加した。 このところの晴天にめぐまれ、五月の太陽の紫外線は強く顔と手は真っ赤に日焼けした。 20キロコースのうち3分の2が市街地を歩き、あとの3分の1は高良大社から耳納山の自然道歩きと変化にとんで、ウォーキングというより山登りの気分を味わうことができた。 一日のあれこれを拾ってみた。 |
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折り鶴おじさん 動く広告塔 |
ウォーキングスタイル 同じコースを2000人も歩くと、ファッション、スタイルもさまざまである。 左上は、背中のザックに折り鶴を括り付けた姿。前には大きな袋を下げてその中には小さな折り鶴をたくさん入れている。子供や希望するウォーカーに配っておられた。 毎回参加されていて、この折り鶴を何枚か集めると景品をくれるとかうわさも耳にした。 左下は、「健康ウォーク21」のPRのぼりを担いだ動く広告塔。大会スタッフが写してくれた私の姿である。 こののぼりは結構大きく目立ちやすいが、沿道の街路樹、民家の庇に引っかかり、急に足を止め、後ろを歩く人に迷惑をかけた。 耳納山縦走路の山の中では、木の枝に引っかからないようザックを斜めにし、のぼりを倒しながら登った。 この二人の格好にプラスして、太鼓と鉦を持たせれば「チンドン屋さん」そっくりだと思うが・・・・。 |
ゼッケンの「ひと言」 受付で渡されるゼッケンには「ひと言メッセージ」を書くようになっている。何も書かない人もいるが9割は書いているようだった。 前の人を追い越すとき、また追い越されるとき、ゼッケンを読むのは楽しいもの。 メッセージには、頑張る!完歩!、たのしくゆっくり・・・などが多かった。 右のような風流な人もいる。つい追い越して顔を見たくなる表現である。ちなみにわたしは「がんばりま〜す」のありふれたひと言に感性がないなぁと反省した。次からはもう少し気の利いたことを書こう。 スタート地点で大阪から来たという女性から声をかけられた。「長崎からですか?わたし故郷は島原です。懐かしくて声をかけました」ゼッケンに県、市町村名を書いていると交流の輪が広がっていく。この方とは後になり先になりして何回も一緒になった。わたしは肩に担いでいるのぼりの説明、彼女は所属している「大阪府歩け歩け協会」の様子を歩きながら語り合った。 |
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裏方さん 自衛隊の隊員が高良大社の上り口で、大きな釜で昼食にサービスする味噌汁を作る準備としていた。ただいまの時間は9時30分、この地点は10キロコースの昼食場所で、20キロの昼食は山川小学校になる。 許可を得て写真を撮らせてもらった。 11時40分、山川小学校の校庭に到着。3回目のチェックを受ける。ここで味噌汁の接待を受けた。多分高良大社の麓で自衛隊さんが準備していたのをここまで運んだに違いない。というのはこの校庭には煮炊きする設備はなく出来上がったものが大きな器に入れられていたから。 具はワカメと豆腐で味噌の濃さも我が家のものとほとんど同じ、今朝は6時家を出たので朝飯は高速道路のサービスステーションで味噌汁なしのおにぎりだけを食べていた。それだけに昼の味噌汁は最高であった。弁当はサービスステーションで買ってきたおにぎり三個だけ。 |
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長い階段 鳥居から高良大社までは自然石を並べた石段、コンクリート造りの階段が延々と続く。時間にして約20分、慣れない人には難儀な登りである。 写真は最後の階段で一番急な勾配。ここを上がってしまうと社殿がある。 社殿は、延命長寿の神を祀ってある。現在の社殿は3代藩主有馬頼利公の建立で、重要文化財に指定されているという。 |
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高良大社〜耳納山自然歩道 この社殿の周りには、高良山杉の古木が林立している。 社殿を右に回りこんで耳納山の縦走コースへはいる。高良大社から耳納山の縦走コースを歩くのは50年ぶりである。20代のころ、ここ久留米に2年ばかり勤務したことがあった。しかし、当時のことは思い出せなくて、初めての地を歩くのに等しかった。自然林の木漏れ陽の射し込む山を歩くのは何ともいえない清清しさがある。山登り気分で楽しかった。 ゴール近くになって知り合った人は、今日は階段は長いし、山道の上り下りが激しく、昨日の20キロコースと違って2倍も疲れた、と話してくれた。 |
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百年公園 ゴールまであと1キロの地点。久留米は何と言っても「久留米つつじ」で有名なところ。公園はつつじで一杯だ。まだ2〜3部咲きといったところか? 5月まで「つつじ祭り」が開催中。 植木市の人出と、公園で昼食をする家族連れで賑わっていた。その間を縫うようにしてゴールをめざした。 |
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ゴール スタート、ゴールは中央公園。 中央公園のシンボルは大噴水・愛の泉があり、これは世界的彫刻家・豊福知徳の作だという。 AM8:30スタート、PM1:10にゴールした。 2000名のうち1500番ぐらいのゴールではなかったかと想像している。 完歩証を受け取るとき、、裏面の番号で景品が当たるからとスタッフに言われ期待して引換所へ行ったが外れ。 ウォーキングシューズが当たった幸運者もいたらしい。 完歩者全員に渡されたアイスクリームの引換券を持ってまた次へ移動した。 東京からやってきた康兵衛さんと再会、互いに健闘をたたえ握手する。彼は40コースを一番でゴールした健脚。 |
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ゴールして会場の芝生に仰向けに寝転んだときの満足感はなんともいえない。 靴を脱ぎ、寝たまま背伸びをして腰の負担を取り除くときの開放感はまた格別。たとえる言葉が出てこないがすべてから開放され気分になる。 主催者の皆さんありがとうございました。 充実した一日でした。 |