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たびら昆虫自然園・昆虫館
4.1haの敷地に昆虫館、草地・裸地ゾーン、池・水際ゾーン、林地ゾーン、畑・花壇ゾーンに分かれている。 |
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3月の時期は、昆虫たちは孵化する準備中で土の中にいるものが多い。
畑・花壇ゾーンにモンシロチョウが飛んでいるのが見えるくらいであった。解説員は冬木にとまったサナギを見つけて説明する。天敵から身を守るために枝に偽装した姿は人間の目にもわからない。
畑では虫に食われたキャベツが植えてあった。
人間の目からすると商品価値のない食用として見向きもしないキャベツである。
解説員によると人間のために植えたのではなく、虫の食べ物だという。葉っぱの裏には青虫がいた。 |
カスミサンショウオの卵を説明する解説員 |
畑・花壇ゾーンから池・水際ゾーンに移動する荒地の籔を通り抜けるとき、ここはマムシがいますと解説員が脅した。「梅雨時から秋にかけてのことで今はいませんから大丈夫」と言って笑わせた。
水際に住む昆虫も見かけなかった。
解説員は石をめくりカスミサンショウウオの卵を見せてくれた。オタマジャクシの卵と同じで気持ちが悪い。石の下には黒い針金の曲がりくねったようなものが住んでいた。
解説員が取り上げ、これは「ハリガネムシです」と言った。お腹の大きい蟷螂を潰した時にグニャグニャと出てくる気味の悪いあの回虫だという。子供のころよく見かけたが虫の名前までは知らなかった。 |