大台ケ原・大峰山紀行(余録)


狼平
弥山を出発しておおよそ40分で狼平のキャンプ場に着いた。この間くだりで木道が延々と続いた。ここで防寒用に着ていた雨衣を脱いだ。橋を渡ると頂仙岳まで登りになる。頂仙岳付近で朝飯の弁当を食べる。あそこの弁当はお粗末だと聞いてきたが山小屋の弁当はこんなものだろう。
腹ごしらえしてザックを担ぐ。


栃尾辻の避難小屋
栃尾辻に7:40に到着。弥山と天川川合の中間点になる。ここで二人の若い男性が追い越してくだった。
地図を見ると、当分は緩やかなくだりの道が続きそうだ。
あとひと息。頑張らなくちゃ。
今日も天気は良さそう。


谷底に見える天川川合の集落。
集落が見えた時に山頂で味わう達成感とは別の達成感がこみ上げてきた。無事に戻ったという安堵感もあった。あと30分すれば川合に着く。



川合の観光案内所兼バス待合所

新しい建物で内装外装ともに綺麗だった。栃尾辻で追い越していった若い二人もバスを待っていた。
和佐又山ヒュッテに無事下山したと電話した。「またおいでください」管理人の奥さんは最後に付け加えた。Wさんと家内にも無事下山したことを伝える。案内所に居たタクシーの運転手さんが「下市口まで二千円で行くが、どうか」と話しかけた。
よく確かめたら4人の相乗りで一台八千円だという。30分待って10;40バスに乗った。

山汗記へ戻る